足・脚の痛み

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脛部の痛み

脛骨疲労骨折

足・脚の痛み

繰り返しの負荷によって骨が損傷することを「疲労骨折」と言います。これが脛部に起こると、膝下や脛に痛みが生じるようになります。スポーツによる負荷の蓄積によって起こることが多く、軽度の場合は運動時に痛む程度ですが、重症化すると安静時にも痛みが生じて歩行が困難になることもあります。

負荷のかかる足のどちらか片側に起こるケースが多く、両足に症状が現れている場合はシンスプリントも考えられます。

主な原因

  • 脛骨への負荷(筋収縮や地面を蹴る・着地の繰り返し)の蓄積

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)

すねの骨(脛骨)の表面にある膜(骨膜)に炎症が生じた状態を「シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)」と言います。脛部内側の中下1/3に生じる痛みが特徴です。疲労骨折と症状が見わけが付かないこともしばしばあります。

野球、テニス、バスケットボール、サッカーのように瞬発力が求められるスポーツをする人に好発し、瞬間的な圧力が脛骨にかかり続けることで発症します。

原因

  • 脛部への負荷の蓄積(瞬間的な圧力のかかる動作の繰り返し)

かかとの痛み

シーバー病(踵骨骨端症)

シーバー病(踵骨骨端症)は、成長期に踵の骨にある成長軟骨に負荷が加わり骨や軟骨周辺にに炎症や剥離が起きている状態です。かかとの痛みや腫れなどが特徴で、痛みによってかかとを地面について歩けなくなることもあります。

成長期に特有の疾患で、特に10歳前後でスポーツをしている男子に多く見られます。シーバー病が疑われる場合にはお早めに当院へご相談ください。

原因

  • 成長期におけるかかとへの負荷の蓄積

足指・足裏の痛み

痛風(高尿酸血症)

痛風は、血液中の尿酸値が高いことで引き起こされる炎症で起こる症状です。血中の尿酸が関節に結晶として沈着して炎症を引き起こすことで、強い痛みと関節の腫れを伴う発作が起こります。足の親指の付け根に起こることが多く、「風が当たるだけでも痛い」と形容されるほどの激しい痛みが特徴です。

高尿酸血症は生活習慣病の一つで、糖尿病・高血圧・高脂血症など他の生活習慣病を合併していることもありますので適切な治療と管理が大切です。

主な原因

  • プリン体を多く含む食品の過剰摂取(肉類・魚介類・アルコールなど)
  • 肥満や運動不足などの不健康な生活習慣
  • 体内での尿酸の過剰摂取
  • 体質、遺伝 など

足底筋膜炎

足底筋膜炎は、足裏のかかとから足の指の付け根にかけて存在する「足底筋膜」に炎症が起きた状態です。歩行時やランニング時に起こるかかと付近の痛みが特徴で、慢性化するとかかとの骨に骨棘が生じて痛みが増します。

主にスポーツなどによって足底筋膜に過度の負荷がかかることで起こりますが、長時間の立ち仕事や扁平足や外反母趾、合っていない靴、靴を新調した、など様々な要因で起こります。

主な原因

  • スポーツによる足底筋膜のオーバーユース
  • 長時間の立ち仕事
  • 扁平足や外反母趾
  • 合わない靴、靴の新調 など

外反母趾

外反母趾は、足の親指(母趾)が足の内側(小指側)に向かって曲がっている状態です。親指の付け根部分に痛みや腫れが生じて、靴を履いた状態での歩行に影響を及ぼします。ハイヒールなど先の細い靴を履く女性に多く見られますが、生まれつきの扁平足傾向などから小児でも生じることがあり、体質や遺伝などからくる骨格などの要因も考えられています。

外反母趾は言わば「正常な足の形状」が崩れている状態で、重症化すると靴を履いていない状態でも痛みを感じるようになります。痛みで歩けなくなることもありますので、痛みや足の変形に気づいた際は早めに治療を受けるようにしましょう。

主な原因

  • 足指の圧迫(ハイヒールなどの先が細い靴の日常的な着用)
  • 遺伝からくる骨格

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