ドクターズインタビュー｜千駄ヶ谷・北参道の整形外科・皮膚科・内科はせんだがや整形外科リハビリクリニックまで

院長インタビュー

地元・千駄ヶ谷を医療の面から支えたい
地域のクリニックとしての役割を堅実に

クリニックを開業した経緯は？

クリニックのある千駄ヶ谷には昭和50年ころに夫婦で引っ越してきました。その後しばらくは勤務医として各地の病院で、研究と臨床の両方を行う生活を送っていたのですが、ある時、幸いにも自分のクリニックを開く機会に恵まれました。開業に際して「せっかくなら長年慣れ親しんだ千駄ヶ谷で開業したい」と思い、平成元年（1989年）に竹田医院を開業しました。

当時は患者様に高圧的な医師も多かったのですが、私は患者様のお話にしっかり耳を傾ける丁寧な医療を提供したいと考えていました。

診察時に大切にしていることは？

患者様のお話に耳を傾け、しっかりと聞くことです。当院の規模ではできることが限られていますが、患者様の不安な気持ちに寄り添った診療を行い、難しい病気は近隣の大病院に紹介するなど、地域のクリニックとしての役割をきちんと果たすことを心がけています。日常的な持病の管理や、予防接種・健康診断の実施などもそうです。

東京都には大病院がたくさんあり、医療資源も充実していますが、いきなり大病院にかかろうとするとお金も時間もかかります。必要に応じて適切な医療機関への振り分けを行うのも地域のクリニックの大切な役割の一つですので、お体に不調があれば何でもお気軽にご相談いただきたいです。

幅広い症状・年齢に対応した丁寧な診療
的確な診断から適切な医療へ繋げるト

基礎疾患がある方にはどのような対応を？

当院へ来られる方の年齢層は幅広いのですが、私の担当する内科領域に関して言えば、やはりご高齢で基礎疾患をお持ちの方が多いです。医療は日々進歩していますので、一昔前のイメージとは内容が大きく変わっている場面も多いと思います。例えばかつての糖尿病治療は週1回の通院が必要でしたが、現在では治療薬の性能向上により、3ヶ月に1回程度の通院で済むこともあります。

しかし通院頻度が少なかったり、診察が短時間で済んだりすると、かえって不安に思われる方もおられるでしょう。診察では患者様のお話をきちんと受け止め、治療やお薬の内容についてしっかりとご説明した上で進めますので、どうぞご安心ください。

患者様へメッセージをお願いします

当院では診療科目に内科・皮膚科・整形外科を掲げていますが、その中で細かい決まりや専門分野を設けてはいません。お悩みの症状から原因と判断し、適切な医療へと繋げますので、お体の不調があればお気軽にお越しください。

まずは患者様のお話をしっかりとおうかがいし、不安を和らげることから始めますので、気になることがあれば専門分野などにこだわらず何でもご相談ください。

副院長インタビュー

地域に根ざした整形外科クリニック
痛みの原因を探る丁寧なカウンセリング

整形外科診療の特徴は？

当院の整形外科では、特定のスポーツをしている方を集めるとか、高額な自費医療を行うなど、一部の患者様を対象にした診療は目的としていません。また、特定の疾病に特化するというより、「生活圏内に一つあると助かる整形外科・リハビリ施設」のような感じで、整形外科領域に関することは幅広く診ていきたいと考えています。

お悩みをどこへ相談したら良いか分からない方も多いと思うので、まずはよく話を聞いて丁寧に診察することを大切にしています。他のクリニックでやっていないようなことを目指すというよりは、地域に根ざした整形外科クリニックとして、幅広く痛みに関するお悩みに的確にアプローチしていきたいと思っています。

診察時に大切にしていることは？

整形外科の診療で難しいのは、症状の発生原因や痛みの感じ方に個人差があることです。例えば同じような骨の変形があっても、痛みを感じる方とそうでない方がいらっしゃいます。診察時は痛みの評価尺度などを用いつつも、患者様とよく話をしてしっかりと原因を探るようにしています。問診票で「思い当たる原因が分からない」と書かれていても、お話をおうかがいするうちに、生活習慣や仕事など、痛みの原因と思われることが見えてくることもよくあります。

また痛みには筋肉や骨から来るもの、神経から来るもの、ストレスなどの心理・社会的要因から来るものなどがあり、それらを総合的に考えながら診療するようにしています。

地域のリハビリニーズに応える
まちのホームドクターとして健康をサポート

勤務医時代に苦労したことは？

整形外科として総合病院に勤務していた頃は、病院の提供するリハビリが不十分であることが気になっていました。総合病院のリハビリテーション科は、内科疾患や脳卒中後のリハビリにマンパワーを取られてしまうため、退院後のリハビリまでは手が回らないのです。外来診療で患者様から退院後のリハビリ先を相談された時、適切な施設を紹介するのに苦労しました。リハビリを謳うクリニックでも、手術後のリハビリとは異なる内容だったり、理学療法士によるリハビリが受けられなかったりすることがあり、とても困った記憶があります。

リニューアルのきっかけにもなっている？

そうですね。当院は2020年に竹田医院から「せんだがや整形外科リハビリクリニック」へとリニューアルしました。これまでの診療内容に加えて、私の専門である整形外科とリハビリテーション科を新たに設けた形になります。

千駄ヶ谷は私が生まれ育った地元です。近隣に医局の関連施設がいくつかあったこともあり、手術後のリハビリに対応したクリニックがないことはよく知っていました。だからこそ、千駄ヶ谷の地でリハビリのニーズに広く応えられる場所を作りたいと思ったのです。

顔見知りの患者様も多いのでは？

小さな頃から顔見知りの方が、患者様として来てくださることも多いです。自分と同年代の方や、自分の子供の同級生なども来てくださいます。「まちのホームドクター」として、豊富な診療内容やリハビリを通じて、顔なじみの方々の健康をサポートしていけたらと思います。顔なじみである分、かえって緊張することもありますが（笑）。

痛みと向き合うためのリハビリテーション
理学療法士の手で的確・丁寧に症状を改善

最近増えているお悩み・症状は？

やはり、背骨や膝の痛みに関するご相談は多いですね。脊椎や膝に関する痛みや痺れを訴える患者様は、私が医師になってから一貫して増え続けている印象があります。高齢化に伴って、こうした整形外科的な問題を抱える方が増えてきているのは確かだと思います。

当院の周辺はアパレル業や飲食業、美容師さんなどが比較的多いエリアです。立ち仕事が多く、段ボールなどの重量物を運ぶ作業などもされるので、腰痛や膝痛などのお悩みも比較的目立ちます。職業特有の負担が症状に現れているのかもしれません。そうした方々には治療だけでなく、予防の観点からリハビリをお勧めしています。

クリニックのリハビリの特色は？

当院のリハビリでは、理学療法士による直接指導を重視しています。理学療法士の手によって、患者様お一人おひとりに合わせた運動療法を丁寧にご提供いたします。

当院には複数の理学療法士が在籍しておりますので、きめ細やかなリハビリを常時ご提供できます。特に専門分野を設けてはいませんので、日常で感じる体の痛みや痺れ、スポーツで負った怪我からの回復やパフォーマンス低下など、何でもお気軽にご相談いただければと思います。体の動かしにくさ、患者様お一人おひとりのお悩みに真摯に向き合い、質の高いリハビリをご提供いたします。

地元・千駄ヶ谷を医療で支える
体の痛みや痺れはお気軽にご相談ください

患者様にメッセージをお願いします

竹田医院のリニューアルに際し、「せんだがや整形外科リハビリクリニック」と名称を改めたのは、地元である千駄ヶ谷に貢献したいという思いがあったからです。整形外科医として、治療やリハビリを通して地元の皆様の健康をサポートし、地域医療の充実に寄与したいと考えています。

整形外科で診る疾患は、痛みや違和感、痺れ、腫れ、関節の動かしづらさなどとなって現れますので、こうしたお悩みがある時にはぜひ一度当クリニックにお越しください。整形外科以外にも内科・皮膚科と幅広く診療を行っていますので、症状にこだわらず、お体に不調がある時はお気軽にご相談いただければと思います。