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むち打ちとは?
「むち打ち」は、正式には「頚椎捻挫」「外傷性頚部症候群」などと言われています。瞬間的に首に大きな力が加わり、首周囲の骨や関節、筋肉、神経などに負担がかかって起こる怪我の総称です。交通事故による追突、スポーツでの衝突などで発症します。
見た目には特に怪我をしていないように見えても、時間が経つにつれて痛みや筋肉が張るなどが現れることもあるため注意が必要です。大きな衝撃が加わった場合、首の痛み以外にも頭痛や吐き気などが生ずることがあります。むち打ちを負った際は、そのままにせずに渋谷区千駄ヶ谷のせんだがや整形外科リハビリクリニックへご相談ください。
ただし、頭に強い衝撃があった、意識がもうろうとしている、強い吐き気がある、けいれん、手足が動かない・感覚が無いなどの症状を生じたなどの症状がある場合は整形外科ではなく脳神経内科・脳神経外科・救急科などの迅速な診療を要するケースもございます。
判断にお困りの際は「救急安心センター事業#7119」へのご連絡をすることもご検討ください。
むち打ちの主な症状
- 首まわりから背中、頭、肩の痛み
- 首、頭、背中が動かしにくい
- 時にめまい、耳鳴り
- 吐気
- 倦怠感
- 脱力感 など
首まわりの痛みや、神経に負担が生じためまいや耳鳴りなどの症状も起こる可能性があります。むち打ちは症状が長引くことも多く、場合によっては年単位で続くことがあります。放置すると回復までにかかる時間が長引きやすくなるため、気になる症状があれば放置せず当院へご相談ください。
むち打ちの原因
強い直接的・間接的な衝撃で、頚椎を支える表面や深部の様々な筋肉や関節、靭帯が無理に引き延ばされることで生じます。首や頚椎の周辺には筋肉や神経が多く存在し、負荷がかかることで痺れや痛みなどの症状が起こることがあります。
受傷直後に自覚がなくても、1日~数日経過してから痛みを感じることあります。
むち打ちの検査
問診
怪我をした時の状況、痛む部位や症状、程度を確認します。
画像検査
レントゲンで頚椎に変形や骨折が生じていないか、場合によってはMRIなどで筋肉・靭帯・神経に損傷や圧迫の有無を確認します。ただし軽症の場合は、画像上では異常が認められないこともあります。
※検査内容によっては提携先医療機関へのご紹介となります
むち打ちの治療
薬物療法
最初に痛みを抑えるために湿布薬や痛み止めの薬を使用します。必要な場合は首に固定具(カラー)をつけて過ごすこともあります。お薬によって一時的に痛みが治まっても、使用をやめると再発することがあります。症状の程度、お仕事や趣味のスポーツの内容などすり合わせつつやることを増やしていきましょう。頚椎症などが症状へ強く影響が疑われる場合などはリハビリテーションを行うなど、日常生活への復帰をサポートします。
理学療法
炎症が治まってきたら、リハビリなどの理学療法を開始します。
当院の理学療法士が患者様一人ひとりに合わせて、丁寧に施術、指導いたします。またご自宅でも継続できるトレーニング方法なども検討します。お気軽にご相談ください。
むち打ちの予防
むち打ちは交通事故だけでなく、スポーツ中の事故でも起こりえます。
スポーツの前後は念入りに準備運動をする
筋肉や関節がいきなり動くとダメージが大きいと思われ、体を動かす前は念入りに準備運動を行いましょう。姿勢の歪みや柔軟性の低下も怪我に繋がりやすいので、スポーツ時は適正なフォームを意識しましょう。
日常的に体を動かす
運動不足で筋力が低下していたり、デスクワークや過度なスマホ操作など、頚廃部の筋緊張が過緊張な状態でもむち打ちに似た症状が出ることがあります。正しい姿勢を心がけ、関節や筋肉がよく動くように体を動かしましょう。肩こりや腰痛の予防にも効果的です。